この正体術(昔はこのように言われました。整体術となったのは戦後です)は、大正から昭和の初期に、正体術普及協会で活躍された、高橋迪雄先生が創始された健康法を参考にした手技療法です。
その2 臀部の多重の歪み解消テクニック
高橋迪雄師の正体術矯正法とは、歪んだ体を、正しい姿勢にしたままあるいは少し矯正方向への姿勢をとらせたままで、膝や脚を数センチあげて落とし自身の体に軽いショックを与えることでその姿勢を保たせようという方法です。
受者は伏臥位で下の体勢。
先ず、屈曲して前に出した膝を持ち上げて、しばらく維持しパタンと脱力させます。
次に、受者に後側の膝を持ち上げて、少し維持させた後に脱力させます。
最後に、その体勢で胸部から腰部まで上から下に手掌圧で施療します。
先ず、屈曲して前に出した膝を持ち上げて、しばらく維持しパタンと脱力させます。
次に、受者に後側の膝を持ち上げて、少し維持させた後に脱力させます。
最後に、その体勢で胸部から腰部まで上から下に手掌圧で施療します。
以下は,活法の手技から考案された手技ですが、
* 手技により、ゾーンセラピー理論に準拠している手技でもあります。
内側の痛み・コリ ← 患部から離れた内側の施療で改善
外側の痛み・コリ ← 患部から離れた外側の施療で改善
(William
Fitzgerald博士のゾーンセラピー理論は臨床的に確認されています。)
* 骨盤の同じ筋肉を緩解するにも色々独特な体勢で行うのは、下腿部・腹部・肩上部・前胸部などに連動させて過緊張を緩解させるためです。
その3 腰臀部の緩解 活法の伝承手技
① 受者は伏臥位。操者は受者の肩を下方に整圧しながら、臀筋群と腰部の一・二・三側線を肘圧で施療します。
慢性の症状の場合は腰椎のみでなく胸椎まで行います。
仙腸関節の外側で腸骨の内縁を行い、腰仙関節から腰椎上部に向かって施療します。
② 痛みやコリのある側から対側にリズミカルに押圧を繰り返します。
腰椎棘突起から胸椎棘突起に手根で押圧して揺らします。
45度対側下方に椎骨を動かすように、手根の幅で腰椎から胸椎まで各々50回程度揺らします。
脊柱起立筋を緩解し、椎間関節の歪みを調整します。
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