カイロプラクティック3 腰椎の矯正法 その2
第3節 LPの矯正テクニック(プルテクニック)…P側をベッドに付けて横臥位
プルテクニックは基本的には回旋変位の矯正に適しています。
目的椎骨の一つ下の椎骨を使って矯正します。
例えば、L2に問題がある場合は、下から上にという原則(回旋筋・多裂筋はL4・L5等の下方の椎骨の横突起からL2の棘突起に付いています)で、L2とL3の間の関節を調整します。
例えば、L2に問題がある場合は、下から上にという原則(回旋筋・多裂筋はL4・L5等の下方の椎骨の横突起からL2の棘突起に付いています)で、L2とL3の間の関節を調整します。
天井側の膝はベッドに付けておき、操者は受者の膝を持ち、動かしたい椎骨の一つ下の 椎骨に向かってテンションをかけます。
テンションが来たかどうかを指でモニターします。
②目的腰椎椎間関節の動きを付ける
目的椎骨の一つ下の椎骨を後方に出しましたが、アジャストは後方から前方に行います。
①では後方に出しましたが、前方に動き出しやすいように動きを付けます。
戻しすぎると関節固定が外れてしまいます。
③ベッド側の上半身の関節固定
受者の腕を、目的椎骨に向かって引いて、目的椎骨にテンションをかけます。
指で目的椎骨をモニターしてテンションを確認しながら行います。
操者は、受者の肩にコンタクトして、ベッド側に押しつけながら、目的腰椎に向かって、後下方に押しつけて固定します。
⑤目的椎骨の一つ下方の椎骨棘突起に指を引っかけて、肘を骨盤にかけテコの力点として、手前に引くようにプルのアジャストをします。
第4節 RPSの矯正テクニック(プッシュテクニック)…P側を天井側にして横臥位
乳頭突起へコンタクトします。
天井側の膝はベッドに付けておき、操者は受者の膝を持ち、目的椎骨に向かってテンションをかけます。
テンションが来たかどうかを指でモニターします。
目的椎骨を後方に出しましたが、アジャストは後方から前方に行います。
①では後方に限度まで出しましたが、前方に動き出しやすいように前後に動かして動きを付けます。
戻しすぎると関節固定が外れてしまいます。
③ベッド側の上半身の関節固定
受者の腕を、目的椎骨に向かって引いて、目的椎骨にテンションをかけます。
指でモニターしてテンションを確認しながら行いますが、あまりテンションをかけないのがコツです。
S変位の状態が維持されて、S変位の矯正ができなくなります。
④体幹部分(脊柱全体)の関節固定
今までの、下半身と上半身の固定を無駄にすることなく、アジャストする関節以外の 脊柱の固定を更に固めます。アジャストしやすい体勢を作る目的もあります。
今までの、下半身と上半身の固定を無駄にすることなく、アジャストする関節以外の 脊柱の固定を更に固めます。アジャストしやすい体勢を作る目的もあります。
操者は、腕をL字にして、受者の脊柱から仙骨に当て、自分自身の方に引き寄せます。
操者は、受者の肩にコンタクトして、ベッド側に押しつけ、更に、目的椎骨に向かって後下方に押して固定します。身体を捻るのではなく、結果として少し捻れますが、目的椎骨にテンションをかけることが重要です。
⑥目的椎骨の乳頭突起にコンタクトして前方にアジャスト
受者の臀部から大腿後部にかけて操者の大腿前部から股関節に密着させます。
両手を離しても関節固定が掛かっていることが大切です。
身体全体でアジャストします。
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